アグネスランチタイムコンサート
■第16回:2006/07/19『東欧・ロシアへの旅〜岸美奈子&降旗貴雄〜』

【岸美奈子(ピアノ)】

桐朋学園子供のための音楽教室、東京芸術大学附属音楽高校を経て、2006年同大学音楽学部卒業。 在学中にモスクワ音楽院に留学。 これまでに、1995年第49回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第3位、 2004年ピティナピアノコンペティション特級全国大会入選ほか数々を受賞。 米国コロラド州アスペンミュージックフェスティバル、京都フランスアカデミー、 第7回FRENCH PIANO INSTITUTE、ザルツブルク・サマー・アカデミー等に参加、コンサート出演。 日本財団主催によるコンサートや、L.v.B.室内管弦楽団とのベートーベンの協奏曲を共演など活躍。 フルートのI.グレルーシュ氏やヴァイオリンのA.チェボタリョーワ氏らと共演し好評を得るなど、 ソロ、室内楽に幅広く活動している。 2006年第7回ジャン・フランセ国際コンクールピアノ部門ファイナリスト。


【降旗貴雄(ヴァイオリン)】


長野県松本市出身 東京芸術大学附属音楽高校を経て同大学卒業。 大学在学中から同大学のオーケストラのコンサートマスターとして数々のコンサートに出演。 2004年にはパリ国立管弦楽団音楽監督クルト・マズア氏とも共演、 また東京文化会館で行なわれた音楽大学の祭典においてもコンサートマスターを務めた。 第十回日本クラシックコンクールにおいて一般部門最高位を受賞。 現在、オーケストラやオペラのコンサートマスターとして活躍する一方、ソロや室内楽奏者としても活躍中。

【プログラム】

チャイコフスキー『メロディー Op.42 No.3 from“Souvenir dun lieu cher”』
ショパン『ポロネーズ No.6 Op.53 “英雄ポロネーズ”』
ショパン/編曲:ミルシュテイン『ノクターン 遺作』
チャイコフスキー/編曲:プレトニョフ『“くるみわり人形”より 行進曲』
ドボルザーク『ソナチネ Op.100』

第16回のアグネスランチコンサートは、ピアノの岸美奈子さんと、ヴァイオリンの降旗貴雄さんをお迎えしました。 外はどしゃぶりの雨だったにも関わらず、会場にはたくさんのお客様がお二人の演奏を聞くためにお越しくださいました。

今回のテーマは『東欧・ロシアへの旅』ということで、最初に演奏されたのはロシアの作曲家チャイコフスキーの 『なつかしい土地の思い出』より『メロディー』
チャイコフスキー独特の、哀愁のこもった甘美な作品が、情感たっぷりに奏でられました。
曲間では、簡単な自己紹介とご挨拶。 演奏の呼吸もピッタリな岸さんと降旗さん、なんとお二人は学生時代から同じ教室で学ばれた間柄だそうです。

中盤は、東欧・ポーランド出身のショパンの代表曲『英雄ポロネーズ』と『ノクターン(遺作)』の2曲を。 そして再びチャイコフスキーの曲で『くるみ割り人形』の『行進曲』は、岸さんのピアノだけでの演奏。 東欧・ロシアというと、独特の哀切な曲調のイメージが強いですが、お二人の演奏からは、時に軽快に、時に情熱的に、 さまざまなイメージを喚起させられます。
最後を飾ったのはのは、チェコ出身のドヴォルザークの4楽章からなる『ソナチネ』。 アンコールは同じくドヴォルザークの、ヴァイオリンの旋律が印象的な『ユーモレスク』を演奏してくださいました。

コンサート終了後、お二人から 「このような雰囲気でのコンサートは初めてで楽しく演奏できました。お客様の反応を間近に感じられて良い刺激になりました」 とコメントをいただきました。会場のお客様も、梅雨どきの憂鬱な気分を忘れられるようなひとときを、楽しまれたことと思います。