| ■第18回:2006/09/20『ドイツに学んだ俊鋭』〜島田真千子(ヴァイオリン)・加藤洋之(ピアノ)
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【島田真千子(ヴァイオリン) 】
名古屋市生まれ。
東京芸術大学を首席で卒業。在学中に安宅賞、NTTドコモ賞を受賞。
1999年ドイツに留学、2002年デトモルト音楽大学卒業。2005年ドイツ国家演奏家資格を取得。
6年間ドイツに在住しオランダ、ベルギー、イタリア、フランス等、ヨーロッパ各地で研鑽を積む。
第7回日本モーツァルト音楽コンクール第1位、第66回日本音楽コンクール第2位、第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール特別賞、
ドイツ・デトモルト音楽大学DAAD賞コンクール優勝、第15回J.Sバッハ国際コンクール・バロックヴァイオリン/ヴァイオリン部門第5位。
2006年愛知県芸術文化選奨文化賞および第1回名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞。
これまでに、アメリカ・アスペン音楽祭、宮崎国際室内楽音楽祭、東京・名古屋のソロリサイタル、
イースト・ウエスト・バロックアカデミー、サイトウ・キネン・フェスティバル、水戸室内管弦楽団、名古屋しらかわホールバースディコンサート、
バロックアンサンブル“パヴィメントジャパン”、東京オペラの森、カザルスホールや
トッパンホールへの出演、ベルリン・コンツェルトハウス室内楽シリーズ、南米チリでの室内楽ツアーやマスタークラスなど、多彩な演奏活動を行っている。
2006年は、さらに東京、名古屋でのソロリサイタル、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会にソリストとしての出演等、
より一層幅の広い活躍が期待されている。
故久保田良作、田中千香士、店村眞積、マルコリッチの各氏に師事。マスタークラスにてアイザック・スターン、
今井信子、ヘルマン・クレバース、ドロシー・ディレイ、ライナー・クスマウルの各氏等に師事し影響を受けた。
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【加藤洋之(ピアノ)】
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て同大学器楽科を卒業。
在学中に「安宅賞」を受賞し、日本音楽コンクールに入選。
1990年よりハンガリー国立リスト音楽院に留学し、イシュトヴァン・ラントシュ氏に師事した。
同年ジュネーヴ国際音楽コンクールに第3位入賞後、本格的な演奏活動が始まる。
1993年のルセ国際音楽祭に招待されブルガリア国立放送響と協演した後、
ブダペスト・フィルやヘルシンボリ響(スウェーデン)の定期公演への出演、
ハンガリー国立響を始めとする内外のオーケストラとの協演を重ね、
また東欧の各地においてリサイタル、放送への出演等の演奏活動を行った。
1996年ドイツのケルンに移り、パヴェル・ギリロフ氏に師事する傍ら室内楽の演奏にも力を入れ始め、
ドイツ各地や、イタリア、スイス、オーストリア、スペイン等で演奏会や放送への出演・録音を行い、
2001年にはリムーザン国際室内楽フェスティヴァル(フランス)に招かれる。
ウィーン・フィルのメンバーたちとはしばしば室内楽を共演し、
特に第一コンサートマスターのライナー・キュッヒル氏とは2001年以来、デュオ・パートナーとして数多くの演奏を重ねた。
2002年12月のウィグモア・ホール(ロンドン)へのデビューは“THE TIMES”紙上にて絶賛を博し、
2005年のウィーンフィルハーモニー・ウィーン・ジャパンの一環として開催された室内楽コンサートには、
メンバーたちと共に出演した。
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【プログラム】
モーツァルト『ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K301』
バッハ『シャコンヌ 〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番』
サラサーテ『ツィゴイネルワイゼン』
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秋晴れにめぐまれた9月の第18回・アグネスホテル ランチタイムコンサートは、トッパンホール様のご協力で、ヴァイオリンの島田真千子さんと、ピアノに加藤洋之さんをお迎えして開催されました。
1曲目はモーツァルトの『ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K301』。
2楽章からなる軽快なこの楽曲では、島田さんのヴァイオリンと加藤さんのピアノの、まるで対話するような響きが印象的。
続いてバッハの『シャコンヌ』は、島田さんのヴァイオリンのみでの演奏。
バッハらしい宗教的な荘厳な趣きの楽曲を、バッハの時代に使われたという“バロック・ボウ”という独特の弓(bow)に持ち替えられて、
まるで楽器が身体の一部でもあるかのように弾きこなされる島田さんのヴァイオリンの音色に、満場の客席も水をうったように静まり返ります。
本編最後の曲は、サラサーテの名曲『ツィゴイネルワイゼン』。どこかしらジプシーを思わせる情熱的で哀切な旋律、
感情がほとばしるような迫真の演奏に、息を飲んで聞き入っていた客席からは、演奏終了と同時に大きな感動の拍手が沸き起こりました。
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いつまでも鳴り止まない拍手に応えて、演奏されたアンコールの曲は、マスネの『タイスの瞑想曲』。
『ツィゴイネルワイゼン』とは打って変わって、ゆったりと柔らかな旋律に心地よく身をゆだねるような、穏やかな空気がアグネスホールを包み込みました。
ご来場のお客様にも“芸術の秋”にふさわしい、素晴らしいひとときをお過ごしいただけたのではないでしょうか。
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