■第24回:2007/3/14『2台の華麗なるマリンバ!』〜浜まゆみ(マリンバ)
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【浜まゆみ(マリンバ)】
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器科マリンバ専攻を首席で卒業。同大学研究科修了後、 アメリカミシガン大学打楽器科大学院留学。
1999年世界マリンバコンクール第2位。マリンバを安倍圭子、Michael Udow、打楽器を佐野恭一、ドラムセットをMichael Gouldの各氏に師事。
2000年、CD「Soundscapes」をアメリカよりリリースし 高い評価を得ている。
これまでに、 東京交響楽団との共演、NHK出演のほか、アメリカ、韓国、中国など国内外において多数の公演に招聘される。
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【金丸寛(マリンバ)】
埼玉県出身。桐朋学園大学打楽器科卒業。
これまでに、マリンバおよび打楽器を安倍圭子、佐野恭一、二ツ木千由紀の各氏に師事。
現在、マリンバアンサンブルCADENDIAのメンバーとして活動。
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【プログラム】
・『熊蜂の飛行&ブギ』リムスキー・コルサコフ arr. J. フィナ
・『レインダンス』A. ゴメス&M. ライフ
・『さくら』横山菁児
・『喜遊曲よりV楽章』横山菁児
・『剣の舞』A. ハチャトゥリアン
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第24回のランチタイムコンサートは、アグネスでは初めてとなるマリンバのみのコンサート。
浜まゆみさん、金丸寛さんのお二方をお招きいたしました。
マリンバは「マレット」と呼ばれる撥で、ローズウッドの木板を叩いて演奏する打楽器の一種。
浜さんのお話によると、マレットの先端部分の固さ、柔らかさなどによって音色が微妙に変化するそうです。
一人の奏者が最高で6本のマレットを操って演奏する曲もあるとのこと。
2曲目の『レインダンス』は浜さんのソロで、4本のマレットと、足首に結び付けて音を鳴らす楽器を使って、
雨音をイメージした幻想的な世界を表現されました。
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日本人なら誰でも馴染みのある『さくら』も、マリンバで演奏されるとまた違った味わい。
最後の『剣の舞』では、目にも留まらぬ速さで自由自在に複数のマレットを操り、
迫力の演奏を繰り広げられたお二人に惜しみない拍手が贈られました。
アンコールはエルナンデスの『エル・クンバンチェロ』。
こちらも『剣の舞』に負けず劣らずテンポの速い情熱的な曲。
ふだんあまり触れる機会のないマリンバという楽器の斬新な側面、そして浜さん、金丸さんの高度なテクニックに、
会場のお客様も固唾を飲まれている様子が印象的なコンサートでした。
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2台のマリンバと、色とりどりのマレット。
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