アグネスランチタイムコンサート
■第33回:2007/12/19『〜Piano Cafe〜クリスマス・ガラコンサート』

【伊賀あゆみ(ピアノ&トーク)】

3歳よりピアノを始める。東京音楽大学卒業、同大学院修了。 イギリス王立音楽院 短期留学。新人音楽コンクールジュニア部門小学校の部グランプリ、 全日本学生音楽 コンクール中学校の部奨励賞、同コンクール高校の部第2位、 ピティナ・ピアノコンペ ティションC級入賞、G級金賞、特級金賞受賞。 「ピアノで奏でる日本の抒情歌」でCDデビュー。NHKテレビ番組「プレミアム10」「名曲アルバム」に出演。 雑誌「ピアノスタイル」のCD演奏には創刊号から携わり、コラム執筆もするなど幅広く活動中。 演奏活動の傍ら、東京音楽大学で後進の指導にあたっている。 ピアノスタイル携帯サイトでブログ「伊賀あゆみのピアノな毎日」更新中(http://kmaga.jp/ps/) キングレコードより「ピアノ・カフェ〜J-popオンパレード〜」CD発売中。

【竹中勇人(ヴァイオリン)】

新潟県出身。6歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学卒業。 在学中特待生奨学金を得る。大学卒業と同時に新日本フィルハーモニー交響楽団に1stヴァイオリン奏者として入団。 同年、東京音楽大学研究科に入学。同大学のヨーロッパツアーに参加し、ハノーヴァー、ベルリン、ケルン、 ザルツブルグで西村朗氏の「NIRVANA」の初演を行う。また、新日本フィルのメンバーと日本各地で室内楽の演奏会を開く。 ヴァイオリンを二村英之、中道三代子の各氏に師事。またL.カプランのレッスンを受ける。現在東京音楽大学助手。

【横山二葉(チェロ)】

東京音楽大学付属高校、東京音楽大学卒業。ハンガリー国立フランツ・リスト音楽院修了。 東京音大在学中に特待生奨学金を受ける。 リスト音楽院在学中にリスト音楽院ホール、旧リスト音楽院(リスト博物館)他、演奏会を多数行う。 フランス・パブロカザルス音楽祭他、ヨーロッパ各地の音楽祭に参加。 チェロを佐藤輝夫、花崎薫、堀了介、三森未来子、メズー・ラースロー、オンツァイ・チャバ、 室内楽をメズー・ラースロー、ネーメト・ゲザ、デヴィチ・シャーンドル、(バルトーク弦楽四重奏団)の各氏に師事。 現在ソロ・室内楽・オーケストラなどで活躍する他、後進の指導にもあたる。

【プログラム】

○バッハ『主よ、人の望みの喜びを』
○シューベルト『ます』
○シューベルト『アヴェ・マリア』
○チャイコフスキー『くるみ割り人形』より「花のワルツ」
○新井満『千の風になって』

クリスマスを間近に控えた第33回のアグネスランチタイムコンサートは、ピアノの伊賀あゆみさん、ヴァイオリンの竹中勇人さん、チェロの横山二葉さんをお迎えいたしました。 ピアノの伊賀あゆみさんは2005年5月の『華麗なる音楽のランチコース』にもご出演いただいたことがあり、ランチタイムコンサートには2年半ぶりのご出演。 前回のご出演時と同様、軽快なトークと、わかりやすい曲紹介で、コンサートの曲間も盛り上げてくださいました。

まずは伊賀さんのピアノソロで、クリスマスソングのメドレーを。 プログラムにはないサプライズな演奏と、誰もが知っているポピュラーなクリスマスソングのオンパレードで会場はあっという間にクリスマスムードに。 続いてはバッハの『主よ、人の望みの喜びを』、シューベルトの代表的歌曲『ます』『アヴェマリア』と、 クラシックファンならずとも一度は耳にしたことのある曲が続きます。
中盤の山場はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」より『花のワルツ』。 伊賀さんのお話によると、日本ではクリスマス〜大晦日にかけては「第九」が演奏されることが多いですが、 ヨーロッパではこの『花のワルツ』がポピュラーなのだそうです。

本編最後の曲は、今や日本では知らない人はいないくらい有名になってしまった『千の風になって』。 伊賀さんの柔らかなピアノに、深みのある横山さんのチェロ、そして風が渡るような竹中さんのヴァイオリンの音色が重なって、 この曲の持つ世界感が、どんな歌よりも雄弁に伝わってきます。 目を閉じて、じっと聞き入っておられるお客様の姿も印象に残りました。

感動の拍手がお3方に贈られる中、アンコールに応えて演奏された曲は『ロンドンデリー』。 この曲はもともとアイルランドの民謡で、戦争に赴く息子を想う親心を歌った歌詞の『ダニーボーイ』としても有名になりました。 もの悲しいメロディーには「千の風になって」と同様、演奏されるお3方の平和への願いが込められていたことでしょう。 静かな感動に包まれてこの日のコンサートは幕を閉じました。