| ■第37回:2008/4/16『ロマン・デシャルム〜芳香高く−フランスの若手ピアニスト!』
|
|
 |
【ロマン・デシャルム(ピアノ)】
1980年フランス・ナンシー生まれ。
2006年AXAダブリン国際ピアノコンクールで最優秀賞、グランプリを受賞。
そのほか多くの国際コンクールに入賞しており、2007年ヴラド・ペルルミュテールコンクール優勝ほか、
アレッサンドロ・カサグランデ国際ピアノコンクール、上海国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクールでも上位入賞を果たしている。
これまでに、アイルランドをはじめ、イギリス、アメリカ、イタリア、フランス、中国、日本の各国から招かれ、
ミッドランド交響楽団、アイルランド国立交響楽団、ガルド・レピュブリケーヌ楽団、パリ音楽院ヌーヴェル・アンサンブル、
デル・ラツィオ・オーケストラ、上海フィルハーモニー管弦楽団等と共演。
2008年にはN.Y.のカーネギーホールへデビューした後、4月には『AXAダブリン国際ピアノコンクール優勝記念』の日本でのツアーが予定されている。
ラジオ・テレビへの出演も多く、フランス・ミュージック、メッゾ、NHKスーパーピアノレッスンなど評価を得ている。
初のCD「ブラームス作品集」をロンドンのクラウディオ・レコードから発売。
|
【プログラム】
○ショパン『ワルツ 第7番 嬰ハ短調op.64-2』
○ 〃 『ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬」op.64-1』
○ 〃 『ワルツ 第9番 変イ長調「告別」op.69-1』
○ 〃 『ワルツ 第11番 変ト長調op.70-1』
○ 〃 『バラード 第2番 ヘ長調 op.38』
○リスト『ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244-2』
|
|
 |
第37回のランチタイムコンサートは、フランスよりピアノのロマン・デシャルムさんをお迎えいたしました。
まだ20代ながら、数々の国際コンクールの入賞経歴を持つ期待の新進ピアニストの登場を待ちわびて、
開演前からアグネスホールには満員のお客様の熱気が渦巻いているかのよう。
そんな中、コンサートの前半は、ショパンのワルツで軽やかに幕を開けました。
メランコリックな憂いを含んだ「第7番」、「子犬のワルツ」として日本でも親しまれている軽快な「第6番」…と
次々に違う表情を見せながら華麗に奏でられる音色に、早くも会場のお客様は惹きこまれてしまわれた様子。
立て続けに4曲のワルツを演奏された後は、デシャルムさんご本人が、「ゆっくりお聞きください」と
日本語で次の曲タイトルを紹介されました。
ショパンの『バラード 第2番 ヘ長調 op.38』は、さきほどまでの軽快なワルツとは打って変わって、
穏やかな第一主題と、嵐のように激しい第二主題のコントラストが印象的な曲。
デシャルムさんのピアノは叙情と激情の対比をドラマティックに歌い上げます。
|
最後の曲はリストの『ハンガリー狂詩曲 第2番』。ハンガリー生まれのリストが作曲した19曲の『ハンガリー狂詩曲』、
その中でも第2番はリストの代表作とされる曲。
複雑なテンポと展開を持つこの曲を、時に繊細に、時に情熱的に、汗をしたたらせながら演奏される姿に会場は息を飲み、
スケールの大きさを感じさせられるその演奏は、圧巻の一言。
デシャルムさんが退場されてもアンコールを求める拍手は鳴り止まず、
この日のコンサートの熱狂度の高さを物語っているようでした。
|
|
|
|
  
|