| ■第38回:2008/5/28『冴えた音の響きで魅了、戸澤哲夫のヴァイオリン!〜東京シティフィルの実力派コンサートマスター登場!〜 』
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【戸澤哲夫(ヴァイオリン)】
1971年東京生まれ。保井頌子氏の手ほどきにより6歳よりヴァイオリンを始め、
東京芸術大学を経て、同大学院修士課程を修了。
この間、読売新聞社主催新人演奏会に出演、芸大室内楽オーディションなどに合格。
芸大大学院在学中の95年1月より、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターに就任し、
現在においてまでその重責を果たしてきている。
また、96年から安田弦楽四重奏団のメンバーに加わり、
自らもアルベリ弦楽四重奏団を主宰するなど、活動は多方面に渡っている。
ソリストとしても、東京シティ・フィル、新星日本交響楽団(現 東京フィルハーモニー交響楽団)、
広島交響楽団の他、各地のオーケストラとたびたび協演してきており、
97年4月には、チャイコフスキーの協奏曲にてアメリカデビューを果たし、好評を博した。
98年11月より1年間、アフィニス文化財団の海外派遣事業によりドイツ・ベルリンに留学、
元ベルリン・フィル コンサートマスターのライナー・クスマウル教授のもとで研鑽を積む。
2001年より、ショスタコーヴィチで定評のあるモルゴーア・クァルテットのメンバーに加わり、
2006年9月にはショスタコーヴィチ生誕100周年記念企画、
3日間で弦楽四重奏曲全15曲を完奏という大胆な試みを、成功裡に終わらせた。
また同年10月の「コンサートマスターの風貌」シリーズ最終回(全6回)に出演、
J.S.バッハを含むオール無伴奏リサイタルを成し遂げ
「30代半ばの油のノリ切った奏者」(音楽現代誌)との評価を得るなど、
国内外を問わず様々なジャンルにおいての活躍がますます注目されるヴァイオリニストである。
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【小川由希子(ピアノ)】
茨城県出身。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学研究生2年修了。
卒業演奏会、読売新人演奏会、茨城県新人演奏会に出演、新人賞受賞。
94年ピティナピアノコンペティション特級、銀賞受賞。あわせて審査員特別賞、
読売新聞社賞、洗足学園前田賞を受賞。
95年日演連推薦新人演奏会に於いて仙台フィルハーモニー管弦楽団と、
グリーンホール相模大野モーツァルトピアノコンチェルトシリーズに於いて相模原室内合奏団と
それぞれモーツァルトのピアノ協奏曲を共演。
96年京都国際学生フェスティバルに日本代表として出演する。
ドイツで行われた第6回インターナショナル室内楽アカデミーに参加。
97年第7回日本モーツァルト音楽コンクール第2位受賞(1位なし)。
98年仙台フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲を共演。
また、同年ソロリサイタルを開く。98年、99年、2000年とクフモ音楽祭ミュージックキャンプに参加。
00年東京文化会館新進演奏家デビューリサイタルにピアノトリオで出演。
名古屋大学交響楽団第78回定期演奏会にソリストとして出演し、リストのピアノ協奏曲を共演。
日本フィルハーモニー交響楽団とサンサーンスの動物の謝肉祭を共演。2001年10月、
会津若松市民オーケストラとガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーを共演。
2005年1月、鹿児島大学学友会管弦楽団とグリーグのピアノ協奏曲を共演。
現在、アルベリ弦楽四重奏団とベートーヴェン室内楽全曲演奏会を手掛けるなどの活動の他、
室内楽を中心に活動している。
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【大塚杏奈(ヴァイオリン)】
国立音楽大学付属高等学校を経て2005年国立音楽大学音楽学部器楽学科卒業。
第四回長江杯国際音楽コンクール第三位入賞、2004年国際芸術連盟新人オーディション合格、
2005年東京国際芸術協会新人オーディション室内楽部門合格、
第七回日本アンサンブルコンクール弦楽ピアノデュオ部門優秀賞受賞、
2006年大阪国際音楽コンクール デュオ部門エスポワール賞受賞。
アルテンシュタイク夏期音楽講習会にてヘルムート・ツェートマイヤー、
クフモ音楽祭にてウォルフガング・シュレーダー、マーク・ゴトーニの指導を受ける。
2006年Music Masters Course in Kazusaに参加。
これまでにヴァイオリンを石橋洋子・戸澤哲夫の各氏に師事。
現在、フリー奏者として多方面で演奏活動を行っている。
2006年フジテレビ系ドラマのだめカンタービレにより結成された「のだめオーケストラ」メンバー。
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【プログラム】
○ブラームス『ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77』より第二楽章・第三楽章
○サラサーテ『チゴイネルワイゼン』
○サラサーテ『ナヴァラ op.33(スペイン舞曲)』
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第38回のアグネスランチタイムコンサートは、ヴァイオリンの戸澤哲夫さん、ピアノの小川由希子さん、ヴァイオリンの大塚杏奈さんをお迎えいたしました。
まずは戸澤さんと小川さんのお二人だけで、ブラームスがサラサーテのヴァイオリン演奏に感銘を受けて作曲したという
『ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77』より第2楽章・第3楽章を。
ピアノの導入部から始まる静かで叙情的な第2楽章とは対照的に、ピアノとヴァイオリンのかけあいが印象的な第3楽章は華やいだ雰囲気。
続いてはサラサーテの名曲『チゴイネルワイゼン』。
作曲家であると同時に、名ヴァイオリニストであったサラサーテらしい技巧を凝らした作品ですが、
戸澤さんは独特の悲壮感のあるメロディーを情熱的、かつ繊細に弾きこなされ、
会場のお客様も一気に惹き込まれてしまわれた様子。
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続いて同じくサラサーテの『ナヴァラ op.33(スペイン舞曲)』では、ヴァイオリンの大塚杏奈さんも参加。
『チゴイネルワイゼン』同様、スペイン出身のサラサーテの故郷(ナヴァラ地方・パンプローナ)への郷土愛が
感じられるジプシー風の情熱的なメロディーを、2本のヴァイオリンのハーモニーが美しく奏でます。
演奏が終わっても、満場の拍手喝采は鳴り止まず、
アンコールに応えて演奏されたのは、バッハ/グノーの『アヴェ・マリア』。
さきほどまでの熱狂とは打って変わった静かで優しい旋律に包まれて、
この日のコンサートは幕を閉じました。
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