アグネスランチタイムコンサート
■第47回:2009/2/18『美しく、清楚で芳醇な“弦”の魅惑〜千葉清加ヴァイオリンソロとトリオ!』

【千葉清加(ヴァイオリン)】

東京藝術大学付属音楽学校を経て、2006年東京芸術大学卒業。 第49回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部で第1位。併せて兎束賞・東儀賞を受賞。 第1回名古屋国際音楽コンクール第1位。第72回日本音楽コンクール第3位。また、東京芸術大学内にて安宅賞を受賞。 第3回仙台国際音楽コンクール第5位。 東京交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、ニューフィルハーモニー千葉、藝大フィルハーモニアなどとも共演。 ソロ、室内楽、ゲストコンサートマスターなどで活躍中。またNHK-FMやフジテレビ、TBSなどに出演。 これまでに、清水高師、ジェラール・プーレの各氏に師事。室内楽を岡山潔、山崎伸子の各氏に師事。


【森山涼介(チェロ)】

愛知県豊田市生まれ。 第11回コンセール・マロニエ21弦楽器部門奨励賞、第8回ビバホールチェロコンクール特別賞(井上賞)、 原村室内楽セミナーにて「緑の風奨励賞」「ハイドン賞」受賞。 東京芸術大学を卒業。卒業時に同声会賞を受賞。また在学中、藝大フィルハーモニアと共演。 これまでに久保田顕、林良一、林俊昭、北本秀樹、山崎伸子の各氏に師事。 現在、東京藝術大学大学院修士課程に在籍。

【稲積亜紀子(ピアノ)】

東都立芸術高等学校卒業。東京藝術大学ピアノ科卒業。(田辺緑氏に師事)同大学大学院修了。 ロータリー財団奨学生としてスイス・バーゼル市立音楽院に留学、ルドルフ・ブッフビンダー氏に師事。最優秀の成績でディプロマ取得。 その後、ドイツ・デトモルト音大に留学、アナトール・ウゴルスキ氏に師事。最優秀の成績で、ディプロマ取得。 東京藝術大学弦楽科伴奏助手(2004年―2007年) 現在、東京藝術大学ピアノ科非常勤講師、東京純心女子大、都立芸術高校非常勤講師。

【プログラム】

・マスネ『タイスの瞑想曲』
・メンデルスゾーン『ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.49より第1、3、4楽章』

第47回のランチタイムコンサートは、ヴァイオリンの千葉清加さんと、チェロの森山涼介さん、ピアノに稲積亜紀子さんをお迎えいたしました。

1曲目は、ピアノとヴァイオリンのみで演奏された『タイスの瞑想曲』。 この曲はマスネの代表的なオペラ「タイス」の中の1曲ですが、今では独立して演奏される機会が多く、 ランチコンサートでもお馴染みの人気曲。 甘く緩やかな旋律が、千葉さんのヴァイオリンから夢見るように紡ぎだされ、 会場のお客様もうっとりと聞き入られている様子。

続いては、チェロの森山さんも加わられて、メンデルスゾーンの『ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.49』より 第1楽章、第3楽章、第4楽章を。メンデルスゾーンは、ドイツロマン派の作曲家ですが、 もっとも充実していたといわれる時期に作曲されたこの曲は、美しい旋律と情熱に溢れています。
第1楽章は、憂いの中にもドラマティックな展開があり、 第3楽章は、明るく軽快で、踊りだしたくなるような春めいた雰囲気。 最後を締めくくる第4楽章は、軽やかな稲積さんのピアノに、深みのある森山さんのチェロ、優雅な千葉さんのヴァイオリンが、 歌うように重なりあい、華やかで重厚なアンサンブルを聞かせてくださいました。

鳴り止まないアンコールに応えて演奏されたのは、エルガーの『愛の挨拶』。 エルガーが愛妻と愛娘のために作曲したとされるこの曲の、甘く優しい旋律を、 千葉さんのヴァイオリン稲積さんのピアノが柔らかく奏でていきます。 まだ肌寒い季節に、春風のような余韻を残して、今回のランチコンサートは幕を閉じました。